カテゴリ: Rails 更新日: 2025/12/26

Railsのappフォルダ構成をやさしく解説!初心者向けにモデル・コントローラ・ビューなどの役割を理解しよう

app配下の役割:models/controllers/views/helpers/jobs/mailers/channels を把握
app配下の役割:models/controllers/views/helpers/jobs/mailers/channels を把握

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Railsのプロジェクトを作ると、appっていうフォルダの中にいろいろ入ってますけど、何をする場所なんですか?」

先生

「いいところに気がつきましたね!このappフォルダは、Railsアプリケーションの『心臓部』とも言える場所なんです。」

生徒

「中にmodelsとかcontrollersとかviewsとか…たくさんあって混乱してます…」

先生

「安心してください!今回は、それぞれの役割をわかりやすく説明していきますよ!」

1. appフォルダってなに?

1. appフォルダってなに?
1. appフォルダってなに?

appフォルダは、Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)というWebアプリケーションフレームワークで作るアプリの、メインの処理を書く場所です。たとえば、ユーザーの情報を保存したり、画面に表示する内容を決めたりするのがこのフォルダの役目です。

この中にはいろんな小さなフォルダがありますが、それぞれにきちんと役割が決まっています。これは「MVC(モデル・ビュー・コントローラ)」という考え方に基づいています。MVCとは、アプリの構造を「データ処理」「画面の表示」「画面の操作」で分ける方法です。

2. models(モデル)とは?

2. models(モデル)とは?
2. models(モデル)とは?

modelsフォルダには、データを扱うためのクラスが入ります。たとえば「ユーザー」や「商品」など、現実にあるモノを表すデータのことをモデルと呼びます。

モデルは、データベースと会話する役目をもちます。「新しいデータを追加したい」「古いデータを探したい」といった処理を担当します。

たとえば、ユーザー情報を管理するモデルなら、次のように書きます。


class User < ApplicationRecord
end

このコードは「User」という名前のモデルを作っていて、Railsが自動的に「users」というテーブル(データの入れ物)とつなげてくれます。

3. controllers(コントローラ)とは?

3. controllers(コントローラ)とは?
3. controllers(コントローラ)とは?

controllersフォルダには、ユーザーの操作に対する反応を書くクラスが入ります。ボタンをクリックしたとき、フォームを送信したときなどの動作に応じて、何をするかを決めます。

たとえば、ユーザー一覧を見せるときは次のように書きます。


class UsersController < ApplicationController
  def index
    @users = User.all
  end
end

このindexというアクションが呼ばれると、ユーザーの情報をすべて取り出して、ビューに渡します。

4. views(ビュー)とは?

4. views(ビュー)とは?
4. views(ビュー)とは?

viewsフォルダには、実際に画面に表示されるHTMLを作るテンプレートが入ります。モデルから取り出したデータを、ユーザーが見やすいように整えて表示するのがビューの役割です。

たとえば、ユーザー一覧を表示するビューは次のように書きます。


<h1>ユーザー一覧</h1>
<ul>
  <% @users.each do |user| %>
    <li><%= user.name %></li>
  <% end %>
</ul>

ここで<%= %>と書かれている部分は、Rubyのコードを埋め込む仕組みです。

5. helpers(ヘルパー)とは?

5. helpers(ヘルパー)とは?
5. helpers(ヘルパー)とは?

helpersフォルダには、ビューで使うための便利な小さな機能をまとめます。

たとえば、「名前を太字にする」ような表示上の処理を毎回書くのではなく、ヘルパーにしておくとスッキリします。


module UsersHelper
  def bold_name(user)
    "<strong>#{user.name}</strong>".html_safe
  end
end

このようにしておけば、ビューでbold_name(user)と書くだけで太字表示できます。

6. jobs(ジョブ)とは?

6. jobs(ジョブ)とは?
6. jobs(ジョブ)とは?

jobsフォルダは、あとで実行したい処理を定義する場所です。たとえば「メールを送る」「データを集計する」といった作業を時間差で実行するために使います。

これを「非同期処理(ひどうきしょり)」と呼びます。すぐに終わらない処理でも、ユーザーを待たせずに動かせる便利な仕組みです。

7. mailers(メイラー)とは?

7. mailers(メイラー)とは?
7. mailers(メイラー)とは?

mailersフォルダには、メールを送るための処理を書きます。たとえば、ユーザー登録のときに「確認メール」を送る機能などがここに入ります。

メイラーは、ビューと同じようにテンプレートでメールの本文を作ることができます。

8. channels(チャンネル)とは?

8. channels(チャンネル)とは?
8. channels(チャンネル)とは?

channelsフォルダでは、リアルタイム通信を扱います。たとえば、チャットアプリのようにページを更新せずに会話が反映される機能を作るときに使います。

これは「Action Cable(アクションケーブル)」という仕組みを使っていて、WebSocketという通信方法でサーバーとやりとりします。

9. Railsのapp配下は、役割分担がしっかりしている!

9. Railsのapp配下は、役割分担がしっかりしている!
9. Railsのapp配下は、役割分担がしっかりしている!

ここまで紹介したように、Railsのapp配下は、それぞれのフォルダに明確な役割があります。モデル・コントローラ・ビューを中心に、ジョブ・メイラー・チャンネル・ヘルパーといった補助的な機能が整理されています。

この構造は、誰が書いたコードでも読みやすく、保守しやすくなるように工夫されています。初心者の方も、最初は混乱するかもしれませんが、「どのフォルダに何を書くか」を意識するだけで、理解がグッと深まりますよ。

まとめ

まとめ
まとめ

Ruby on Railsのappフォルダ構成は、初心者が最初につまずきやすい部分ですが、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)という考え方に基づいて整理されているため、それぞれのフォルダには明確な意味と役割があります。今回の記事では、modelscontrollersviewsを中心に、helpersjobsmailerschannelsといった周辺機能までを網羅的に紹介しました。

まず、modelsデータの本体を管理し、データベースとの橋渡しを行う場所です。たとえば「ユーザー情報を保存する」など、ビジネスロジックの中心となる処理はモデルに集約されます。

続いて、controllersユーザーの操作に反応する場所であり、リクエストが来たときにどのような処理をするかを判断し、ビューへ必要な情報を渡します。そしてviews画面を構成するテンプレートで、ユーザーに見せるHTMLを出力する大切な役割を持っています。

また、helpersを使えば、ビューでの繰り返し処理をまとめて簡潔にできます。jobsは、非同期処理を定義することで、メール送信やバッチ処理などユーザーを待たせない工夫ができます。さらにmailersを使えば、メール送信処理をMVCに近い形で実装可能であり、channelsを用いるとリアルタイムな通信処理もRailsだけで完結できます。

実際のプロジェクトでは、以下のようにシンプルな構成で処理を分担するのが理想です。


# app/models/post.rb
class Post < ApplicationRecord
end

# app/controllers/posts_controller.rb
class PostsController < ApplicationController
  def index
    @posts = Post.all
  end
end

<!-- app/views/posts/index.html.erb -->
<h1>投稿一覧</h1>
<ul>
  <% @posts.each do |post| %>
    <li><%= post.title %></li>
  <% end %>
</ul>

このように、modelscontrollersviewsが連携し、それを支えるhelpersjobsmailerschannelsといった機能が整備されていることで、Railsは非常に拡張性の高いアプリケーションフレームワークとなっています。

初心者のうちは、それぞれのフォルダに何を書くべきか迷うかもしれませんが、まずは「データはモデル」「動きはコントローラ」「見た目はビュー」という大原則を覚えましょう。そして必要に応じてヘルパーやジョブ、メイラー、チャンネルなどを活用して、よりよいアプリケーションに育てていくことができます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、appフォルダの中って、すごくいろいろあって最初は混乱してましたけど、ようやく意味がわかってきました!」

先生

「よく頑張りましたね!Railsの構造は、最初に覚えると開発がとても楽になりますよ。」

生徒

「モデルはデータ、コントローラは動き、ビューは見た目ですね。そして、あとからメールとか非同期とかもapp配下に入れるってことですね!」

先生

「その通りです。役割分担がしっかりしているのがRailsの魅力ですから、これからもフォルダ構成を意識して開発していってくださいね。」

生徒

「はい!この整理された構成がわかってくると、コードを書くのも楽しくなりそうです!」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Railsのappフォルダとは何をする場所ですか?初心者向けに教えてください。

Railsのappフォルダは、アプリのメインの処理を書く場所で、データの管理、画面の表示、操作の流れをそれぞれ分けて記述する構造になっています。MVCという設計思想に基づいて構成されています。
関連記事:
カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
データベース
SQLの処理が遅くなる原因とは?初心者向けにデータベースパフォーマンス最適化を完全解説
New2
Ruby
RubyのネストHash操作を徹底解説!digとtransformメソッドで複雑なデータも楽々
New3
Rails
Railsインデックス設計の極意!爆速サイトを作るためのスキーマ設計ガイド
New4
データベース
SQLのCOMMITとROLLBACKとは?トランザクション操作を初心者向けに完全解説
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Ruby
PATHと環境変数の正しい設定!Windows・Mac・Linux別チェックリスト付き
No.2
Java&Spring記事人気No2
Rails
Railsで日本語と時刻の設定をしよう!初心者でも安心のlocale/zone初期設定チートシート
No.3
Java&Spring記事人気No3
Ruby
Rubyのハッシュを徹底比較!シンボルキーと文字列キーの違いと使い分け
No.4
Java&Spring記事人気No4
Rails
Railsマイグレーションの型選びを完全ガイド!初心者が迷わないカラム設計
No.5
Java&Spring記事人気No5
Ruby
WindowsでRubyをインストールする方法!RubyInstallerとMSYS2を使った完全ガイド
No.6
Java&Spring記事人気No6
Rails
RailsモデルとActive Record基礎|ID戦略を完全理解!AUTO INCREMENT・UUID・ULIDの比較と導入手順
No.7
Java&Spring記事人気No7
データベース
ACID特性とは?データベーストランザクションの信頼性を初心者向けに徹底解説
No.8
Java&Spring記事人気No8
Rails
RailsモデルとActive Record基礎|クエリログの読み方を理解してEXPLAIN・joins・includesの違いを学ぼう