RailsモデルとActive Record基礎|ID戦略を完全理解!AUTO INCREMENT・UUID・ULIDの比較と導入手順
生徒
「Railsのモデルには必ずidがありますよね。この数字って何なんですか?」
先生
「それはIDと呼ばれる番号で、データを見分けるための大切な目印です。」
生徒
「最近はUUIDとかULIDもあると聞いたんですが、何が違うんですか?」
先生
「それぞれ特徴があります。初心者でも分かるように、例えを使って説明しますね。」
1. IDとは?Railsとデータベースでの役割
IDとは、データを1件ずつ区別するための番号です。
Railsでは、モデルを作成すると自動的にidというカラムが用意されます。
このIDのおかげで、「どのデータを更新するのか」「どのデータを削除するのか」を
正確に判断できます。
例えるなら、学校で配られる出席番号のようなものです。 名前が同じ人がいても、番号が違えば別の人だと分かります。 データベースでも同じ考え方が使われています。
2. AUTO INCREMENTとは?一番基本のID戦略
AUTO INCREMENTは、データが追加されるたびに 1、2、3と順番に数字が増えていく仕組みです。 Railsでは、特に設定しなければこの方式が使われます。
これは、整理番号付きのチケットを 受付で順番に配るイメージです。 分かりやすく、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
create_table :users do |t|
t.string :name
end
このようにテーブルを作ると、 idは自動で増える数字になります。 小規模なアプリや学習用途では、 まずこの方式で困ることはありません。
3. UUIDとは?世界で重ならないID
UUIDは、ランダムな文字と数字を組み合わせたIDです。 非常に長く、世界中で同じ値がほぼ生成されない という特徴があります。
これは、「住所+名前+誕生日」を 全部まとめたような識別方法に近いです。 同じ番号がぶつかる心配がほとんどありません。
create_table :posts, id: :uuid do |t|
t.string :title
end
UUIDは、外部サービスと連携するアプリや、 IDを推測されたくない場合に向いています。 ただし、文字列が長く、 人の目では扱いにくい点もあります。
4. ULIDとは?並び順が分かる新しいID
ULIDは、UUIDと同じく重なりにくいIDですが、 作成された順番が分かるという特徴があります。 見た目は英数字の組み合わせです。
例えるなら、 「日付入りの整理番号」のようなものです。 新しいデータほど後ろに並びやすくなります。
before_create do
self.id = SecureRandom.uuid
end
ULIDは、データの並び順を保ちつつ、 IDの安全性も確保したい場合に使われます。 最近注目されていますが、 初心者は無理に使う必要はありません。
5. AUTO INCREMENT・UUID・ULIDの比較
AUTO INCREMENTは、分かりやすく扱いやすい反面、 IDの順番がそのまま見えてしまいます。 UUIDは安全性が高いですが、長くて読みにくいです。 ULIDは、その中間のような存在です。
初心者のうちは、 「なぜこのID方式を使うのか」 を説明できることが大切です。 何となく選ぶのではなく、 アプリの目的を考えて決めましょう。
6. Railsでの導入手順と考え方
Railsでは、プロジェクト作成時や マイグレーションでID方式を選べます。 最初からUUIDを使うことも可能ですが、 学習段階ではAUTO INCREMENTがおすすめです。
慣れてきたらUUIDやULIDに触れてみると、 設計の幅が広がります。 大切なのは、 「シンプルで分かりやすい設計」を 常に意識することです。