カテゴリ: Ruby 更新日: 2025/12/30

RVM入門!gemsetの作成からバージョン切替まで初心者でもわかる完全ガイド

RVM入門:gemsetの作成からバージョン切替まで一気に解説
RVM入門:gemsetの作成からバージョン切替まで一気に解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Rubyの開発環境を整えたいんですけど、RVMってよく聞くけど何ですか?」

先生

「RVMは“Ruby Version Manager”の略で、Rubyのバージョンを簡単に切り替えられる便利なツールです。gemsetという機能を使えば、プロジェクトごとに環境を分けられるんですよ。」

生徒

「プロジェクトごとに分けるってどういうことですか?」

先生

「例えば、AのプロジェクトではRubyのバージョン3.1、Bのプロジェクトでは2.7を使いたい、そんなときにRVMなら一瞬で切り替えられます。さらにgemsetを使えば、プロジェクトAとBで別々のライブラリを管理できるんです。」

1. RVMとは?初心者にもわかる基礎知識

1. RVMとは?初心者にもわかる基礎知識
1. RVMとは?初心者にもわかる基礎知識

RVMは「Ruby Version Manager」の略で、Rubyのバージョン管理と環境構築を簡単にしてくれるツールです。
例えば「古いRubyで作られたアプリを修正したい」「最新のRubyで新しいアプリも作りたい」というように、複数バージョンを同時に扱いたい場面は意外と多いものです。RVMなら、これらの切り替えを一瞬で行えるため、開発環境がぐっと快適になります。

さらにRVMには、Rubyの環境をプロジェクトごとに分けて管理できるgemset(ジェムセット)という仕組みがあります。gemsetを使うと、「Aアプリで使うgem」と「Bアプリで使うgem」を完全に分離できるため、ライブラリのバージョンが混ざってトラブルになる心配がありません。

イメージとしては、家の中に複数の「工具箱」を置いておくようなものです。
・Aプロジェクト用の工具箱にはAで使う道具だけ
・Bプロジェクト用の工具箱にはBで使う道具だけ
と分けておけば、作業するときに迷わず、その箱を開ければよいだけです。

実際にRVMとgemsetを使うとどのように環境が変わるのか、簡単な例を見てみましょう。


# Ruby 3.2.2 を使う
rvm use 3.2.2

# プロジェクト用の gemset を作成
rvm gemset create sample_app

# gemset を切り替えて利用開始
rvm gemset use sample_app

このように、RVMはRuby開発をより安全に、より整理された状態で進められる強力なサポートツールです。初心者の方でも、少し触ってみればその便利さを実感できるでしょう。

2. RVMのインストール方法

2. RVMのインストール方法
2. RVMのインストール方法

まずはRVMをインストールしましょう。macOSやLinuxであれば、ターミナル(黒い画面のアプリ)を開いて、以下のコマンドを入力します。


\curl -sSL https://get.rvm.io | bash -s stable

インストールが終わったら、RVMが使える状態になっているか確認します。


rvm -v

rvm 1.29.12 (latest)

バージョン情報が表示されれば、RVMの準備は完了です。

3. Rubyのバージョンをインストールして切り替える

3. Rubyのバージョンをインストールして切り替える
3. Rubyのバージョンをインストールして切り替える

RVMを使えば、Rubyのインストールもとても簡単です。例えば、Rubyの3.2.2を入れたい場合は次のコマンドを入力します。


rvm install 3.2.2

インストールが完了したら、そのバージョンを使うように切り替えます。


rvm use 3.2.2

Using /home/user/.rvm/rubies/ruby-3.2.2

さらに、デフォルトのバージョンとして常に使うよう設定したい場合は以下のコマンドです。


rvm use 3.2.2 --default

これでターミナルを開き直しても、常にRuby 3.2.2が使えるようになります。

4. gemsetを作ってプロジェクトごとに環境を分ける

4. gemsetを作ってプロジェクトごとに環境を分ける
4. gemsetを作ってプロジェクトごとに環境を分ける

gemsetを使うことで、プロジェクトごとに独立した環境を作れます。例えば、my_appというプロジェクトのためのgemsetを作るには以下のコマンドを入力します。


rvm gemset create my_app

gemset created my_app

作成したgemsetを使うには次のようにします。


rvm gemset use my_app

これで、他のプロジェクトとは完全に独立したライブラリ環境で開発が進められます。

5. gemsetを確認・削除する

5. gemsetを確認・削除する
5. gemsetを確認・削除する

現在のRubyのバージョンで作られているgemsetを確認したい場合は次のコマンドです。


rvm gemset list

もし不要になったgemsetを削除したい場合は以下を実行します。


rvm gemset delete my_app

環境を整理したいときに便利なので覚えておきましょう。

6. RVMを使いこなすコツ

6. RVMを使いこなすコツ
6. RVMを使いこなすコツ

RVMを使いこなすためには、Rubyのバージョンとgemsetをセットで管理する習慣をつけることが大切です。例えば、プロジェクトごとに以下のような流れで作業すると混乱しません。

  • プロジェクトを作るたびに対応するgemsetを作る
  • プロジェクトを開いたらrvm use バージョン@gemset名を実行
  • 必要なgemをインストールして管理を分ける

こうしておけば、別のプロジェクトで古いgemが干渉したり、バージョン違いでエラーが出たりするトラブルを避けられます。

まとめ

まとめ
まとめ

RVMはRuby開発を進めるうえで欠かせない存在であり、複数バージョンのRubyを柔軟に切り替えたり、プロジェクトごとにgemsetを使って独立した環境を整えたりできる非常に便利な管理ツールです。日々の開発において、Rubyのバージョンやgemの依存関係によるトラブルは少なくありませんが、RVMを正しく理解して活用することで、そのような問題を最小限に抑えながら安定した開発環境を維持できます。特に、複数のプロジェクトを並行して進める場合や、既存のアプリケーションと新規開発の両方に携わる場合には、バージョン管理の仕組みを早い段階から身につけておくことで開発効率が大きく向上します。 また、gemsetによるライブラリの分離は、プロジェクトごとに適切な依存関係を保ち、他のプロジェクトとライブラリが混在することで発生する予期せぬエラーを避けるためにも非常に有効です。例えば、Railsアプリの開発では特定のgemバージョンに依存するケースが多く、そのまま環境を共有してしまうと互いのアプリで不具合が起きることがあります。gemsetを使用することで、そのような影響を一切受けずに作業を進めることができるため、実務においても高い効果を発揮します。RVMの使い方を理解することは、Ruby技術者としての土台を強固にする学びでもあります。 Rubyの開発環境は、初心者にとって最初にぶつかる壁になることが多いですが、RVMを用いることで環境構築が整理され、Rubyのバージョン切替やgemの管理に迷わなくなります。特に、Ruby 3系と2系では動作の違いが出る場合があり、経験を重ねるほど「環境を分けておけばよかった」というケースに遭遇しがちです。そこでgemsetを併用しながら、開発時に毎回適切なバージョンを選ぶ習慣を身につけることで、将来的に大きな混乱を避けられます。また、RVMはターミナルでの作業が中心ですが、慣れてしまえばほんの数秒で環境を切り替えられるほど手軽であり、長期的な作業効率に大きな差が生まれます。 次に、今回のまとめとして、RVMの操作を実際にイメージしやすいよう、代表的なコマンドを簡潔に動かしたサンプルコードを紹介します。これらはRVMを日常的に使ううえで特に頻繁に登場するので、覚えておくと非常に便利です。

■ RVM操作の流れをまとめたサンプルコード


# Rubyのインストール
rvm install 3.2.2

# バージョンの切り替え
rvm use 3.2.2

# gemsetの作成
rvm gemset create my_project

# gemsetの使用
rvm use 3.2.2@my_project

# bundlerのインストール
gem install bundler

# gemset一覧の確認
rvm gemset list

# 不要なgemsetの削除
rvm gemset delete old_project

このように、RVMではRubyのインストールからバージョンの切替、gemsetの作成、隔離されたライブラリ環境の構築まで、すべてをシンプルなコマンドで操作できます。特にrvm use バージョン@gemset名という書き方は、多くのプロジェクトを扱う場面で使う機会が多く、Ruby開発者であれば必ず覚えておきたい重要なコマンドです。gemsetを使っていれば、プロジェクト間でgemのバージョンが干渉せず、どのプロジェクトでも安定した動作を保てるのが大きな利点です。また、Rubyの新しいバージョンが登場した際も、まずは別環境で試しながら安全に検証できるため、実務だけでなく学習用途としてもRVMは非常に優れています。 RVMを使いこなすうえで大事なのは、ただ環境を切り替えるだけでなく、「プロジェクトの状態を常に整理しておく」という意識を持つことです。環境管理が整っていれば、Rubyの学習や開発はよりスムーズになり、トラブルシューティングの時間を減らすことにもつながります。今回の記事で学んだ内容を土台に、実際に手を動かしてRVMの操作感に慣れていくことで、Ruby開発環境の扱いに自信がついていくはずです。

先生と生徒の振り返り会話

生徒:「RVMって名前だけ聞いて難しいイメージだったんですけど、使い方を知ってみたら意外とシンプルなんですね!」

先生:「その通りです。Rubyのバージョン切替もgemsetの管理も、慣れれば本当に簡単に扱えますよ。」

生徒:「gemsetでプロジェクトごとに環境を分けるのはすごく便利だと思いました。今まで全部一緒にしていて混乱していました…!」

先生:「環境を分けることでトラブルを避けられますからね。特に複数のアプリを扱う場合は必須です。」

生徒:「`rvm use 3.2.2@my_project` っていう書き方がすごくわかりやすかったです!」

先生:「プロジェクトを開くたびにそのコマンドを実行すれば、環境の切替ミスもなくなりますよ。」

生徒:「Rubyの開発環境に不安がありましたけど、RVMを知って安心しました。これから積極的に使ってみます!」

先生:「その意欲ならきっと上達しますよ。一歩ずつ慣れていけば大丈夫です。」

この記事を読んだ人からの質問

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