カテゴリ: Rails 更新日: 2025/11/09

Railsルーティングの優先順位と衝突回避の基本!初心者でもわかるcatch-allの注意点

ルートの優先順位と衝突回避:上から評価・catch-allの注意点
ルートの優先順位と衝突回避:上から評価・catch-allの注意点

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「RailsでURLのルート設定をしたとき、複数のルートがあるとどれが優先されるんですか?」

先生

「それはルーティングの定義順に関係しています。Railsでは上から順にルートを確認していくんですよ。」

生徒

「えっ!?順番が大事なんですか?下の方に書いたルートはどうなるんですか?」

先生

「実は、Railsは最初にマッチしたルートだけを使うので、後のルートは無視されることがあるんです。特にcatch-allルートには要注意です!」

1. ルーティングの優先順位とは?

1. ルーティングの優先順位とは?
1. ルーティングの優先順位とは?

Rails(レイルズ)のルーティングは、URLとコントローラをつなげる設定です。このルーティング設定は、routes.rbというファイルに書きます。そして、Railsではルーティングは上から順番に評価されます。つまり、ファイルの先頭に書かれたルートが優先され、最初にマッチしたルートが使われます

たとえば、以下のようなルーティングがあるとします。


get '/profile', to: 'users#show'
get '/:username', to: 'public#profile'

この場合、「/profile」というURLは、1行目のusers#showが使われます。もし2行目が先にあった場合、「/profile」は:usernameとして扱われてしまい、意図しないコントローラにルーティングされてしまいます。

2. 衝突(コンフリクト)って何?

2. 衝突(コンフリクト)って何?
2. 衝突(コンフリクト)って何?

衝突とは、複数のルートが同じURLパターンにマッチしてしまうことです。Railsでは、先に定義したルートが優先されるため、後に書いたルートが無視されるという問題が起こります。これが「ルートの衝突」です。

特に気をつけたいのが、:id:slugのような変数を含むパターンです。これらはどんな文字列にもマッチしてしまうため、意図せず他のルートとぶつかってしまいます。


get '/posts/new', to: 'posts#new'
get '/posts/:id', to: 'posts#show'

この順番なら「/posts/new」はposts#newに正しくマッチしますが、順番が逆なら、「new」が:idとして解釈されてしまい、posts#showにルーティングされてしまいます。

3. catch-all(キャッチオール)ルートに注意

3. catch-all(キャッチオール)ルートに注意
3. catch-all(キャッチオール)ルートに注意

catch-allルートとは、「どんなURLにもマッチするルート」のことです。具体的には、*pathのようなワイルドカードを使ったルートです。


get '*path', to: 'errors#not_found'

このルートは、どんなURLにもマッチします。そのため、これをroutes.rbの上の方に書いてしまうと、すべてのリクエストがerrors#not_foundに行ってしまいます。

必ず一番下に書くようにしましょう。

4. 優先順位の失敗例と正しい書き方

4. 優先順位の失敗例と正しい書き方
4. 優先順位の失敗例と正しい書き方

では、実際にルーティングの順番による失敗例とその改善方法を見てみましょう。

失敗例:


get '*path', to: 'errors#not_found'
get '/contact', to: 'pages#contact'

この場合、「/contact」も*pathにマッチしてしまい、errors#not_foundが実行されてしまいます。

正しい書き方:


get '/contact', to: 'pages#contact'
get '*path', to: 'errors#not_found'

このように、具体的なルートを上に、catch-allルートは一番下に配置するのが正解です。

5. Railsのルーティングを安全に設計するコツ

5. Railsのルーティングを安全に設計するコツ
5. Railsのルーティングを安全に設計するコツ
  • ルートは具体的なものから先に書く
  • resourcesを使うと順番も自動でよくなる
  • matchを使う場合はvia: :getなどを指定する
  • catch-allルートは必ず最後に書く
  • デバッグ時はrails routesコマンドでルート一覧を確認

RailsでWebアプリケーションを作るとき、ルーティングはユーザーの入り口になります。その設計を間違えると、アプリ全体の動作が正しくならないこともあるので、ここで学んだ優先順位catch-allルートの注意点はとても重要です。

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