カテゴリ: Rails 更新日: 2026/01/05

RailsモデルとActive Record基礎|トランザクション入門でtransaction・with_lockをやさしく理解

トランザクション入門:transaction・with_lock で整合性を守る
トランザクション入門:transaction・with_lock で整合性を守る

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Railsでデータを保存するとき、途中で失敗したらデータがおかしくなることってありますか?」

先生

「あります。だからこそトランザクションを使って、データの整合性を守る必要があるんです。」

生徒

「トランザクションって難しそうですが、パソコン初心者でも理解できますか?」

先生

「大丈夫です。買い物や銀行の例で、順番に説明していきますよ。」

1. トランザクションとは何か?

1. トランザクションとは何か?
1. トランザクションとは何か?

トランザクションとは、「一連の処理をひとまとめにして扱う仕組み」のことです。 Railsやデータベースでは、複数の処理をまとめて実行し、すべて成功したら確定、途中で失敗したら全部なかったことにします。

たとえば銀行でお金を振り込む場面を想像してください。 お金を減らす処理と、相手の口座に増やす処理はセットで行われます。 どちらか片方だけ成功すると、大きな問題になります。 これを防ぐ考え方がトランザクションです。

2. RailsとActive Recordにおけるトランザクション

2. RailsとActive Recordにおけるトランザクション
2. RailsとActive Recordにおけるトランザクション

RailsではActive Recordを使ってデータベース操作を行います。 Active Recordには、トランザクションを簡単に使える仕組みが用意されています。

難しい設定をしなくても、Rubyのコードとして自然に書けるのが特徴です。 初心者でも「この中は全部まとめて処理する」と理解すれば十分です。

3. transactionの基本的な使い方

3. transactionの基本的な使い方
3. transactionの基本的な使い方

transactionは、複数のデータ操作を安全にまとめるための方法です。 ブロックの中に書いた処理は、全部成功したときだけ保存されます。


ActiveRecord::Base.transaction do
  user = User.create(name: "たろう")
  profile = Profile.create(user_id: user.id)
end

この例では、ユーザー作成とプロフィール作成をまとめています。 もし途中でエラーが起きた場合、両方の処理が取り消されます。 これにより、片方だけ存在する不完全なデータを防げます。

4. なぜトランザクションが必要なのか

4. なぜトランザクションが必要なのか
4. なぜトランザクションが必要なのか

トランザクションを使わないと、途中で失敗した処理の影響が残ってしまいます。 これは、ノートに鉛筆で途中まで書いて消し忘れるようなものです。

特にWebアプリでは、同時にたくさんの人が操作します。 そのため、データがずれてしまう危険が高くなります。 トランザクションは、データを正しい状態に保つための保険のような存在です。

5. with_lockとは?同時操作を防ぐ仕組み

5. with_lockとは?同時操作を防ぐ仕組み
5. with_lockとは?同時操作を防ぐ仕組み

with_lockは、特定のデータを一時的にロックする方法です。 ロックとは、「今は他の人が触れないようにする」状態を指します。

たとえば、最後の1個の商品を同時に2人が買おうとすると問題が起きます。 with_lockを使えば、先に処理を始めた人が終わるまで、他の処理を待たせることができます。


product.with_lock do
  product.stock -= 1
  product.save
end

このコードでは、在庫数を安全に減らしています。 同時アクセスがあっても、数がマイナスになるのを防げます。

6. transactionとwith_lockの違い

6. transactionとwith_lockの違い
6. transactionとwith_lockの違い

transactionは「処理のまとまり」を守る仕組みです。 一方でwith_lockは「同時に触らせない」ための仕組みです。

例えるなら、transactionは作業手順書、 with_lockは作業中の立入禁止テープのようなものです。 役割が違うため、必要に応じて使い分けます。

7. transactionとwith_lockを組み合わせる考え方

7. transactionとwith_lockを組み合わせる考え方
7. transactionとwith_lockを組み合わせる考え方

実際のRailsアプリでは、transactionとwith_lockを一緒に使うこともあります。 これにより、処理のまとまりと同時操作の両方を防げます。


ActiveRecord::Base.transaction do
  order.with_lock do
    order.status = "completed"
    order.save
  end
end

このように書くことで、処理の安全性がさらに高まります。 初心者のうちは「大事な処理ほど守りを固める」と覚えておくと安心です。

8. 初心者がつまずきやすいポイント

8. 初心者がつまずきやすいポイント
8. 初心者がつまずきやすいポイント

トランザクションは万能ではありません。 transactionの外で処理すると意味がなくなる点には注意が必要です。

また、with_lockは必要な場面だけで使います。 使いすぎると処理が遅くなることもあります。 まずは「データが壊れると困る場面」で使う意識を持つことが大切です。

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