カテゴリ: Rails 更新日: 2025/12/17

Rails開発で使うデータベースの選び方とSQLite・MySQL・PostgreSQLの初期設定

データベース準備:SQLite/MySQL/PostgreSQL の選び方と初期設定
データベース準備:SQLite/MySQL/PostgreSQL の選び方と初期設定

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Railsの勉強を始めたいんですが、データベースってどれを選べばいいんですか?」

先生

「いいですね!Railsでは主にSQLite、MySQL、PostgreSQLの3つのデータベースがよく使われますよ。」

生徒

「どれが初心者に向いてるんでしょうか?違いもよく分からなくて……」

先生

「それぞれの特徴と、Railsで使うときの初期設定方法をわかりやすく説明しましょう!」

1. データベースとは?

1. データベースとは?
1. データベースとは?

データベースとは、データを整理して保存しておく箱のようなものです。Rails(レイルズ)というWebアプリを作るときには、このデータベースを使って、ユーザー情報や投稿内容などを保存します。

Railsでは、自動的にデータベースと連携できるように設計されているので、特別な知識がなくても始められるのが特徴です。

2. SQLite・MySQL・PostgreSQLの違いとは?

2. SQLite・MySQL・PostgreSQLの違いとは?
2. SQLite・MySQL・PostgreSQLの違いとは?

Railsで使われる代表的なデータベースには、次の3つがあります。

  • SQLite(エスキューライト):初期設定なしですぐ使える。ファイルとして保存される。
  • MySQL(マイエスキューエル):多くのサーバーで使われていて高速。人気が高い。
  • PostgreSQL(ポストグレスキューエル):データの正確さや安全性を重視する場面で使われる。

初心者なら、SQLiteから始めるのが一番おすすめです。インストール不要で、すぐにRailsと連携できます。

3. SQLiteを使う初期設定

3. SQLiteを使う初期設定
3. SQLiteを使う初期設定

SQLiteは、Railsを新しく作るときに自動で設定されます。特別な準備は不要で、すぐに開発が始められます。

たとえば、以下のように新しくRailsプロジェクトを作れば、SQLiteが使われます。


rails new sample_app

プロジェクトの中のGemfileというファイルに、sqlite3が指定されていれば大丈夫です。


gem 'sqlite3', '~> 1.4'

4. MySQLのインストールと設定方法

4. MySQLのインストールと設定方法
4. MySQLのインストールと設定方法

次に、MySQLを使いたいときの初期設定方法を説明します。

ステップ1: MySQLをパソコンにインストールします。macOSならHomebrewを使って以下のようにします。


brew install mysql
brew services start mysql

ステップ2: RailsでMySQLを使うために、Gemfileを次のように編集します。


gem 'mysql2', '>= 0.5.3'

ステップ3: config/database.yml というファイルでMySQLを使うように設定します。


default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8mb4
  username: root
  password:
  host: localhost

5. PostgreSQLのインストールと設定方法

5. PostgreSQLのインストールと設定方法
5. PostgreSQLのインストールと設定方法

PostgreSQLも人気のあるデータベースで、セキュリティや大規模なシステムに向いています。

ステップ1: インストールは、以下のコマンドで行います(macOSの場合)。


brew install postgresql
brew services start postgresql

ステップ2: Gemfileを編集します。


gem 'pg', '>= 1.1'

ステップ3: config/database.ymlをPostgreSQL用に設定します。


default: &default
  adapter: postgresql
  encoding: unicode
  username: postgres
  password:
  host: localhost

6. どのデータベースを選ぶべき?

6. どのデータベースを選ぶべき?
6. どのデータベースを選ぶべき?

ここまで3つのデータベースを紹介しましたが、最初に選ぶならSQLiteで十分です。

ただし、チームで開発する場合や、本番のサーバーにアプリを公開する場合には、MySQLPostgreSQLが必要になります。

  • 一人で学習 → SQLite
  • 中〜大規模開発 → MySQL または PostgreSQL

必要に応じて、あとから簡単にデータベースの種類を変更することも可能です。

7. database.ymlってなに?

7. database.ymlってなに?
7. database.ymlってなに?

database.yml(データベース・ワイエムエル)は、Railsでどのデータベースを使うかを設定する設定ファイルです。

このファイルに、どの種類のデータベースを使うか・ユーザー名・パスワード・保存先などを指定します。

この設定を見直すことで、プロジェクトのデータベースを自由に変更することができます。

8. データベース接続がうまくいかないとき

8. データベース接続がうまくいかないとき
8. データベース接続がうまくいかないとき

よくあるエラーとして、次のようなものがあります。

  • パスワードが違う → database.ymlを確認
  • サービスが起動していない → brew services startを使う
  • gemがインストールされていない → bundle installで解決

どれも簡単な操作で直せるので、慌てずに一つずつ確認していきましょう。

まとめ

まとめ
まとめ

Railsの開発で使うデータベースについてじっくり学んでみると、単に「どれかを選んでおけばよい」というものではなく、SQLiteやMySQLやPostgreSQLそれぞれに得意な場面と役割があることがよく分かります。Railsアプリはユーザー情報や投稿データやログデータなどさまざまな情報を扱うので、その土台となるデータベースの選び方はとてもたいせつです。学習を始めたばかりのときは、Railsで自動的に使われるSQLiteだけでも十分に動作させることができますが、将来チーム開発や本番運用を意識するなら、MySQLやPostgreSQLの特徴や初期設定の流れも早めに知っておくと安心です。今回の記事では、データベースとは何かという基本から、Railsとのつながり、database.ymlの意味、そして接続エラーが出たときの考え方まで順を追って整理しました。 まずSQLiteについては、Rails newでプロジェクトを作成した瞬間から使える手軽さが大きな魅力だと確認しました。インストール作業がほとんど不要で、RailsのGemfileにsqlite3の記述があれば、そのまま開発を始めることができます。学習用の小さなRailsアプリや個人の試作であれば、このSQLiteのシンプルさはとても心強く、テーブルの作成やマイグレーションの流れに集中して学べるのが特徴です。一方で、同時アクセスが増えたり、大きなサービスとして育てていきたい場合には、ファイルベースであるSQLiteでは物足りなくなってくることもあり、そのときにMySQLやPostgreSQLへ移行する選択が見えてきます。この成長のステップを意識しておくと、今どのデータベースを選ぶとよいか判断しやすくなります。 MySQLについては、さまざまなレンタルサーバーやクラウドサービスで採用されている実績豊富なデータベースであり、Railsとの組み合わせでもよく利用されることを確認しました。brewなどを使ったインストールから、mysql2のgemを追加し、database.ymlのadapterをmysql2に変更する流れを通して、Railsがどのようにしてデータベースへ接続しているのかを体験できます。文字コードをutf8mb4にしておくことで、日本語や絵文字を扱うときにも安心です。ユーザー登録やコメント機能など、更新の多いRailsアプリでも高速に動作してくれるため、学習の後半やチームの個人開発で選ばれることが多いのも納得できます。 PostgreSQLは、データの整合性や安全性を重視したいRailsアプリで選ばれることが多いデータベースであり、最近のクラウド環境でも標準的に利用される場面が増えています。pgのgemを指定し、database.ymlのadapterをpostgresqlにすることで、RailsはPostgreSQL向けの接続方法を自動的に使ってくれます。トランザクションや制約といった機能を活かすことで、重要な業務データを扱うシステムでも信頼して使えるところが特徴です。学習の段階でも、Railsのマイグレーションファイルはデータベースの種類にかかわらず同じRubyの書き方で管理できるので、「裏側では違うけれど、Railsの書き方はほぼ共通」という安心感を持ちながら、データベースによる違いを少しずつ理解していけます。 そして、これら三つのデータベースをつなぐ要となるのが、configフォルダの中にあるdatabase.ymlという設定ファイルです。このファイルにはadapterやencodingやusernameやpasswordやhostなどが書かれており、Railsがどのデータベースにどのユーザー情報で接続するのかがまとめられています。Railsで環境ごとに設定が分かれているdevelopmentやtestやproductionのブロックを見比べると、「開発用」「テスト用」「本番用」で接続先を切り替えていることが自然と理解できます。database.ymlの内容を意識して読めるようになると、接続エラーが出たときも、どこを確認すべきか自分で判断しやすくなります。 よくあるトラブルとしては、パスワードが間違っていたり、そもそもデータベースのサービスが起動していなかったり、対応するgemがインストールされていないといったものがありました。どの場合も、慌てずに一つずつ原因を切り分けることがたいせつです。database.ymlを開いてユーザー名やパスワードを確認する、brew servicesの状態を確認する、bundle installを実行して必要なgemを入れ直す、といった地道な作業の積み重ねが、Railsとデータベースのつながりをより深く理解するきっかけになります。エラーと聞くとこわいイメージがありますが、メッセージを読み、設定ファイルを見直す経験自体が、次のステップへの学びとして役立ちます。 最終的に、Rails開発においてどのデータベースを選ぶかは、「学習なのか」「チーム開発なのか」「本番運用なのか」といった目的によって自然と変わっていきます。一人で学ぶ段階ではSQLiteで十分に仕組みをつかみ、チームで共有する段階や利用者が増える段階でMySQLやPostgreSQLに切り替える流れを意識しておくと、あとから慌てずに移行できます。Railsはマイグレーションを通してテーブル構造をコードとして残せるので、データベースを変えるときにも柔軟に対応しやすい点も心強いところです。今回の学びをきっかけに、自分のRailsアプリに合ったデータベースを選び、設定ファイルを読み解きながら一歩ずつ経験を積んでいきましょう。

また、日常的なRailsの開発の中で「どのテーブルにどの情報を保存するのか」「どのデータベースなら将来の拡張にも耐えられそうか」と考える習慣を持つことは、アプリケーション全体の設計力を高めるうえでも大きな意味があります。たとえば学習用のメモアプリを作るときにはSQLiteで十分ですが、将来ユーザー登録機能や画像アップロード機能を追加していきたいのであれば、早い段階からMySQLやPostgreSQLの利用も視野に入れておくとよいでしょう。複数のデータベースを試しながら、接続設定やdatabase.ymlの書き方に慣れていくことで、どの環境でも落ち着いてRailsアプリを動かせる力が育っていきます。データベースは目に見えにくい部分ですが、Railsとともに育てていく頼もしい相棒だと考えると、学習を前向きな気持ちで続けられます。

サンプル:database.ymlでデータベースを切り替えるイメージ

ここでは、同じRailsプロジェクト内でSQLiteとPostgreSQLの設定をイメージしやすいように並べてみます。


default: &default
  adapter: sqlite3
  encoding: utf8
  pool: 5
  timeout: 5000

development:
  <<: *default
  database: db/development.sqlite3

# PostgreSQLを使う場合の例
# default: &default
#   adapter: postgresql
#   encoding: unicode
#   username: postgres
#   password:
#   host: localhost
#
# development:
#   <<: *default
#   database: myapp_development

実際のプロジェクトではどちらか一方を使いますが、このようにdatabase.ymlを書き換えることで、Railsが利用するデータベースの種類を柔軟に変更できます。設定ファイルを編集したあとは、必要に応じてrails db:createやrails db:migrateを実行し、新しいデータベースにテーブルを用意してあげる流れも忘れないようにしましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「きょうはRailsで使うデータベースの違いがだいぶ分かってきました。SQLiteは手軽で、MySQLとPostgreSQLは本格的な場面で使うんですね。」

先生

「そうですね。それぞれの特徴を知っておくと、自分が作りたいRailsアプリに合わせて選びやすくなります。最初はSQLiteで十分ですが、ゆくゆくはMySQLやPostgreSQLにも挑戦してみるとよい経験になりますよ。」

生徒

「database.ymlの役割も前よりはっきりしました。adapterを書き換えたり、ユーザー名やパスワードを確認したりすることで、接続エラーも自分で直せそうな気がします。」

先生

「その感覚はとてもだいじです。設定ファイルを自分で読めるようになると、Railsの内部の動きも自然と見えてきますし、トラブルが起きても落ち着いて対応できるようになります。」

生徒

「これからRailsアプリを作るときは、最初にどのデータベースを使うかを考えてからプロジェクトを作ろうと思いました。学習用はSQLite、本番を意識するときはPostgreSQLも試してみたいです。」

先生

「とてもよい考え方ですね。目的に合わせてデータベースを選べるようになると、設計の段階から視野が広がります。これからマイグレーションやモデルの関連づけも学んでいくと、データベースの理解がさらに深まりますよ。」

生徒

「はい。データベースを難しいものとして避けるのではなく、Railsとセットでじっくり付き合っていきたいと思います。」

先生

「その気持ちがあれば大丈夫です。少しずつテーブルを増やしたり、別のデータベースに切り替えたりしながら、自分なりのRails開発環境を育てていきましょう。」

先生

「きょう学んだSQLiteとMySQLとPostgreSQLの特徴をときどき思い出しながら、自分のRailsアプリの目的や規模に合わせて落ち着いて選び直していけば、必ず実力につながっていきますよ。」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Railsアプリにデータベースは必ず必要ですか?

はい、Railsアプリではユーザー情報や投稿内容などのデータを保存するために、データベースが必須です。データを整理して管理する箱のような役割を果たします。
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