Gitの初期設定を完全ガイド!初心者でもわかる.gitignore・コミットルール・ブランチ運用
生徒
「Gitって最初にどんな設定をすればいいんですか?.gitignoreとかコミットルールとか聞いたことあるけど、よくわからなくて…」
先生
「いいですね!Gitを使い始めるときは、最初の設定がとても大事なんです。プロジェクトをきれいに保つために、.gitignoreやコミットメッセージの書き方、ブランチの使い方を覚えておくと便利ですよ。」
生徒
「そうなんですね…。でも、難しそう…」
先生
「安心してください!これから初心者にもわかるように、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。」
1. .gitignoreとは?不要なファイルをGitに入れない設定
.gitignore(ドット・ギット・イグノア)とは、Gitに「これは記録しないで」と伝えるための設定ファイルです。
たとえば、ログファイルやパソコンごとの設定ファイルなどは、他の人に共有する必要がありません。そんなとき、.gitignoreに書いておけば、Gitはそれらのファイルを無視してくれます。
例えるなら、スーツケースを旅行に持っていくときに「これは入れないでね」とラベルを貼るようなものです。
Railsでよく無視されるファイルは次のようなものです。
/log/*
/tmp/*
/config/database.yml
*.swp
.DS_Store
.gitignoreファイルは、プロジェクトのルートフォルダ(最上位の場所)に作成します。
2. コミットメッセージのルール(コミット規約)
コミットとは、「この時点での変更内容を記録する」ことです。コミットするときに書く説明文がコミットメッセージです。
このメッセージにルールがあると、後から見たときに「何をしたのか」がすぐ分かってとても便利です。
例えば、次のような形式で書くのが一般的です。
- fix: バグの修正
- feat: 新しい機能の追加
- docs: ドキュメントの変更
書き方の例:
git commit -m "feat: ユーザー登録機能を追加"
これは「ユーザー登録の機能を新しく追加したよ」という意味になります。
こうしたルールは「コミット規約」や「Conventional Commits(コンベンショナル・コミット)」と呼ばれています。
3. ブランチの使い方と運用ルールの基本
ブランチ(branch)とは、作業の「枝分かれ」のようなもので、実験や変更を本番に影響を与えずに進めることができます。
たとえば、料理を作ってる最中に「別の味付けで試したい」とき、一旦別の皿で作ってみるようなイメージです。
Gitでは、通常mainやmasterというブランチが最初にあります。
そこから新しいブランチを作って作業することで、リスクなくコードを変更できます。
git checkout -b feature/user-login
上記は「feature/user-login」という名前のブランチを新しく作って、そこに切り替えるコマンドです。
よく使われるブランチの命名例:
- feature/○○:新しい機能の開発
- bugfix/○○:バグの修正
- hotfix/○○:緊急対応
作業が終わったら、mainブランチに統合(マージ)します。
git checkout main
git merge feature/user-login
4. Git初期設定の全体イメージをつかもう
Gitの初期設定には以下のような流れがあります。
- プロジェクトの作成:Gitで管理を始める
- .gitignoreの設定:いらないファイルは除外
- ブランチを作る:安全に作業できる場所を用意
- 変更をコミット:作業を記録して説明も残す
これらのステップを意識するだけで、Gitの管理がグッと楽になります。
チーム開発でもひとり開発でも、きれいにコードを管理するコツとして、早めに覚えておくと安心です。
まとめ
Gitを使い始めるときに欠かせないのが、.gitignoreの設定、コミットメッセージのルール、そしてブランチ運用という三つの基礎的な要素です。どれも初心者がつまずきやすいポイントですが、正しい考え方と具体的な例を理解すれば、日々の開発作業が驚くほどスムーズになります。Gitは「コードの変化を記録する道具」であり、小さな変更も履歴として残してくれるため、どんな開発でも欠かせない存在です。そのGitを正しく扱うために欠かせない初期設定について、ここで大きく振り返って整理していきます。
まず、.gitignoreはプロジェクトを清潔に保つためのとても重要なファイルです。ログファイルや一時ファイル、個人の環境固有の設定ファイルはGitで管理する必要はなく、むしろ入ってしまうと後でトラブルの原因になります。.gitignoreを適切に設定すれば、Gitの履歴に余計なものが混ざらず、チーム開発でも「不要なファイルが共有されてしまった」という事故を防げます。またRailsプロジェクトでは、logフォルダやtmpフォルダ、OSが生成する不可視ファイルなど、除外すべきファイルがあらかじめわかっているため、早めの設定がとても効果的です。
次に、コミットメッセージのルールは、開発の品質に大きく関わる要素です。コミットは単なる記録ではなく、「その変更が何を目的としているか」を後でわかりやすく残すためのメッセージです。feat、fix、docsといった prefix を使う書き方は世界中で広く使われており、プロジェクトの成長に伴って履歴を追いやすくする役割を持っています。特に初心者は「なんとなくコミット」「よくわからないけどコミット」としがちですが、丁寧にメッセージを書くだけで、コードの理解力も大きく向上していきます。
そしてブランチ運用は、複数の作業を安全に同時進行するための土台です。mainブランチを基準として、featureブランチやbugfixブランチを切り分けて作業することで、どんな変更も安全な状態を保ちながら進められます。これはまるで、料理をするときに味見用の皿を別に用意しておくようなイメージで、本番の料理を壊さずに試せる安心感があります。ブランチ名にも意味を持たせることで、他の人が見ても目的が分かる、読みやすく管理しやすいリポジトリになります。
最後に、これら三つの要素は単体で存在しているのではなく、互いに深く結びついてGitの基盤を形づくっています。.gitignoreはプロジェクトの環境を整え、コミットメッセージルールは履歴の質を高め、ブランチ運用は作業の安全性と透明性を強化します。これらを理解して使えるようになると、ひとりでの開発だけでなく、チームでの開発も劇的に進めやすくなります。Gitは慣れるほど便利さがわかる道具なので、最初の段階で正しい設定と運用方法を身につけることが、長い目で見ると非常に大きな財産になります。
サンプル設定まとめ
.gitignore の基本例
/log/*
/tmp/*
/vendor/bundle/
/config/database.yml
*.swp
.DS_Store
コミットメッセージの例
git commit -m "feat: ログイン画面のレイアウトを追加"
git commit -m "fix: パスワード検証ロジックのバグ修正"
git commit -m "docs: 利用手順をREADMEに追記"
ブランチ作成と作業の流れ
# 新しい機能用ブランチを作成して移動
git checkout -b feature/add-login
# 作業後に main へ統合
git checkout main
git merge feature/add-login
これらの設定やコマンドはどれも実際の開発現場で頻繁に使われるものばかりです。慣れてくると、Gitを触るたびに自然と「ブランチを切る」「適切にコミットする」「不要なファイルを管理する」という習慣が身につき、コードの品質と開発効率が大きく向上します。
生徒:「.gitignoreって最初に設定しておくだけで、こんなに便利になるんですね!」
先生:「ええ、プロジェクトがきれいに保たれるので後々とても助かりますよ。」
生徒:「コミットメッセージもただ書くだけじゃなくて、目的を表す言葉をつけると読みやすくなるんですね。」
先生:「履歴を読み返すときに大きな違いが出ます。開発の質が変わりますよ。」
生徒:「ブランチを作るのも最初は難しいと思っていたけど、実験用の皿みたいに安全に試せる場所なんだと思うと安心です!」
先生:「そうです。mainを守りながら自由に作業できるので、チーム開発でも必須の文化なんですよ。」
生徒:「今日の内容で、Gitがだいぶ身近になりました!」
先生:「大事なのは慣れることです。少しずつ使いながら、自分なりの運用方法も磨いていきましょう。」