Ruby配列の抽出と条件処理を完全解説!select・reject・take・dropの定番パターン
生徒
「配列の中から、必要なものだけを取り出したいんですが、どうすればいいですか?」
先生
「Rubyの配列には、条件で選び出すための便利な命令がたくさん用意されています。」
生徒
「条件って聞くと難しそうで不安です……」
先生
「心配いりません。必要なものを選ぶ、いらないものを除く、という考え方だけで理解できます。」
1. 抽出と条件処理とは?
Rubyの配列操作でとても重要なのが抽出と条件処理です。 抽出とは、配列の中から「条件に合うものだけを選び出す」ことを意味します。
例えば、たくさん並んだ果物の中から「赤いものだけ」「甘いものだけ」を選ぶようなイメージです。 プログラムでも、すべてのデータを使うことは少なく、条件で選別する場面が頻繁に出てきます。
2. selectで条件に合うものを選ぶ
selectは、条件に合う要素だけを集めて新しい配列を作る命令です。 条件とは「こうだったら選ぶ」という判断ルールのことです。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
result = numbers.select { |n| n.even? }
p result
[2, 4]
これは数字の中から「偶数だけ」を選び出しています。 selectは「条件に合格したものだけ残すふるい」のような役割だと考えると分かりやすいです。
3. rejectで条件に合わないものを除く
rejectはselectの反対で、条件に合うものを捨てる命令です。 不要なデータを取り除きたいときに使います。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
result = numbers.reject { |n| n.odd? }
p result
[2, 4]
oddは「奇数」という意味です。 ゴミ箱に不要なものを捨てて、必要なものだけ残すイメージで覚えると理解しやすくなります。
4. grepとfilterの基本的な考え方
grepは、特定のパターンに一致するものを取り出す命令です。 文字列の配列から、特定の言葉を含むものだけを探すときによく使われます。
words = ["apple", "banana", "apricot"]
p words.grep(/ap/)
["apple", "apricot"]
filterはselectと同じ働きをする別名です。 名前が違うだけで動きは同じなので、初心者のうちはselectに慣れてから理解すると安心です。
5. takeで先頭から必要な分だけ取得
takeは、配列の先頭から指定した数だけを取り出します。 最初の数件だけ使いたいときに便利です。
numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
p numbers.take(3)
[10, 20, 30]
本の山から上に積まれた三冊だけを取る感覚で覚えましょう。
6. dropで先頭を除外する
dropはtakeの逆で、先頭から指定した数を捨てます。 途中から処理を始めたいときに使います。
numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
p numbers.drop(2)
[30, 40, 50]
最初の準備部分を飛ばして、本編だけを見るようなイメージです。
7. 抽出処理を使うときの考え方
抽出と条件処理は、「全部を見る」よりも「必要なものだけを見る」ための考え方です。 Rubyの配列操作では、この発想を持つことでコードがとても読みやすくなります。
最初は難しく感じても、「選ぶ」「捨てる」「最初だけ」「残りだけ」と言葉に置き換えると、 自然に理解できるようになります。