Ruby配列のパフォーマンス最適化入門|容量確保・frozen配列・ベンチマークをやさしく解説
生徒
「Rubyの配列って、たくさん使うと動きが遅くなったりしますか?」
先生
「はい、書き方によっては無駄な処理が増えて、動作が重くなることがあります。」
生徒
「プログラミング初心者でも、速くする工夫ってできるんですか?」
先生
「できます。配列の容量確保やfrozen配列、ベンチマークの考え方を知るだけで、Ruby配列のパフォーマンスはかなり安定します。」
1. Ruby配列のパフォーマンスとは何か
Rubyの配列(Array)は、とても便利で初心者にも扱いやすいデータ構造です。 しかし、配列の中身が増え続けたり、同じ処理を何度も繰り返したりすると、 プログラムの動作速度、つまりパフォーマンスに影響が出てきます。
パフォーマンスとは「どれくらい速く、無駄なく動くか」という意味です。 これはパソコンが苦手な人でも、動きがもたつくアプリを想像すると分かりやすいでしょう。
2. 配列の容量確保とは?
Rubyの配列は、あとから要素をどんどん追加できます。 ただし、実は追加のたびに内部でサイズ調整が行われることがあります。
これは、引っ越しのたびに段ボールを買い足すようなものです。 最初から「これくらい荷物がある」と分かっていれば、まとめて準備したほうが楽ですよね。
array = Array.new(1000)
array[0] = 1
このようにArray.newであらかじめ容量を用意すると、 無駄な処理が減り、Ruby配列のパフォーマンスが安定します。
3. frozen配列とは?変更できない安心設計
frozen配列とは、その名の通り「凍結された配列」です。 凍っているので、中身を変更できません。
一見不便に感じますが、「絶対に変更されない」という保証があるため、 Rubyは安心して高速に扱うことができます。
numbers = [1, 2, 3].freeze
frozen配列は、定数データや設定情報など、 「変わらないことが大切」な場面で特に役立ちます。
4. ベンチマークとは処理時間を測る物差し
ベンチマークとは、処理にかかった時間を測定することです。 料理で言えば、調理に何分かかったかを測るストップウォッチのようなものです。
Rubyには、処理速度を比べるための仕組みが用意されています。 速くなったかどうかを数字で確認できるのがポイントです。
require 'benchmark'
Benchmark.bm do |x|
x.report { 10000.times { |i| i } }
end
ベンチマークを使うことで、 「なんとなく速い」ではなく「実際に速い」コードを書けるようになります。
5. 初心者が意識したい安全な最適化の考え方
Ruby配列のパフォーマンス最適化は、 難しいテクニックよりも「無駄を減らす意識」が大切です。
配列を必要以上に増やさない、変更しないものはfrozenにする、 速さを確認したいときはベンチマークを使う。 この三つを意識するだけで、初心者でも十分に安全な最適化ができます。