Rubyの配列活用レシピ完全ガイド!初心者でもわかるログ解析・CSV処理・APIレスポンス整形
生徒
「Rubyの配列って、勉強用だけじゃなくて仕事でも使うんですか?」
先生
「使います。ログ解析やCSVファイルの処理、APIのデータ整理など、実務では配列が大活躍します。」
生徒
「パソコン初心者でもイメージできますか?」
先生
「大丈夫です。紙の名簿や表を整理する感覚で説明します。」
1. 実務で配列が重要な理由
Rubyの配列(Array)は、複数のデータを順番にまとめて管理するための仕組みです。 現実世界で例えるなら、配列は「並べられた箱」や「一覧表」に近い存在です。 実務では、ログ解析、CSV行処理、APIレスポンス整形といった場面で、 ほぼ必ず配列が登場します。
難しそうに感じるかもしれませんが、やっていることは 「たくさんの行をまとめる」「必要なものだけを取り出す」「見やすい形に並べ直す」 という作業です。これは事務作業や表計算ソフトと同じ考え方です。
2. 配列を使ったログ解析の基本
ログ解析とは、システムが自動で記録した文章(ログ)を確認し、 エラーや特定の情報を探す作業です。 Rubyでは、ログの各行を配列として扱うことで、効率よく確認できます。
logs = [
"INFO 起動しました",
"ERROR 接続に失敗しました",
"INFO 処理が完了しました"
]
errors = logs.select { |line| line.include?("ERROR") }
p errors
["ERROR 接続に失敗しました"]
この例では、ログの一覧を配列として持ち、「ERROR」という文字を含む行だけを抜き出しています。
selectは「条件に合うものだけを集める」道具です。
紙の書類から赤字の行だけを抜き出すイメージです。
3. CSV行処理を配列で考える
CSVとは、カンマ区切りの表データのことです。 売上表や名簿などでよく使われます。 Rubyでは、CSVの1行1行を配列として扱うことで、加工や計算がしやすくなります。
rows = [
["りんご", 120],
["みかん", 80],
["バナナ", 150]
]
prices = rows.map { |row| row[1] }
p prices
[120, 80, 150]
二次元配列は「表」と考えると理解しやすくなります。
行が配列、列が中身です。
mapは「形を変えて新しい配列を作る」操作で、
表から特定の列だけを抜き出す場面でよく使われます。
4. APIレスポンス整形と配列
APIとは、外部サービスからデータを受け取る仕組みです。 返ってくるデータは、配列やハッシュの形になっていることが多く、 そのままでは使いにくい場合があります。
users = [
{ name: "田中", age: 30 },
{ name: "佐藤", age: 25 },
{ name: "鈴木", age: 40 }
]
names = users.map { |user| user[:name] }
p names
["田中", "佐藤", "鈴木"]
このように、APIレスポンスの配列から必要な情報だけを取り出し、 画面表示や計算に使いやすい形へ整える作業を「整形」と呼びます。 配列操作を覚えることで、データ整理が一気に楽になります。
5. 実務レシピで意識したい考え方
初心者のうちは、配列操作を暗記しようとしなくて大丈夫です。 大切なのは、「これは一覧か」「これは表か」「何を取り出したいか」 を考えることです。
Rubyの配列は、人が手で整理している作業を、 プログラムに置き換えたものにすぎません。 ログ解析、CSV処理、APIレスポンス整形は、 配列の基本操作を組み合わせた応用例です。 ひとつひとつ、紙の作業を思い浮かべながら理解していきましょう。